日本では、婚前契約はメジャーな手段ではありません。ここでは、その理由に迫ります。
なぜ日本で婚前契約が定着していないのか?
まず、日本では結婚について「夫婦は一生連れ添うもの」「家庭内の問題は家庭内で解決すべき」という認識があります。祖父母の世代には、女性は結婚をしたら相手の家へ嫁ぎ、いずれそのお墓に入るものとされ、離婚をタブー視する傾向にありました。そのような事情もあり、婚前契約が定着しませんでした。
人生100年の時代に
今や人生100年の時代です。いずれパートナーの介護の問題にも直面することにもなるでしょう。万が一そうなったとしても慌てることのないよう、結婚の段階で取り決めをしておくことが必要です。その点で、婚前契約は重要な意味を持っているのです。